Works in Progress: アントロポゾフィー解剖学(7)2006年02月09日 17:21

図3.6
3.1.6. 頭部の形態学的な特徴

人間の頭部は主として脳頭蓋の骨の「面」から構築される特徴的な「球状の形態」を有している。この形態学的傾向はさまざまな現れ方を示す。この傾向は人体頭部の巨視的な外観では直ちに観察でき、脳頭蓋の形成において最も強く表れている。微視的には骨化中心の形態(3.1.3 章)を平面と球の幾何学でとらえることができ、というのも中心とこれに対応する輻(や)を持つ円は平面に投影された球とみなすことができるからである(図3.6)。「平面」(数学的には無限に長い半径を有する球面)と「球」は人間における頭蓋の形態と発達の基礎をなしている形なのである。

→「平面および球は頭部と頭蓋の形態学的特徴である」

頭蓋の特徴
頭蓋の骨の特徴

図3.6. 頭蓋の形態における球と平面