Evidence-Based Imaging ― 2006年02月02日 03:21
という名の本が Springer(http://www.springer.com/) から出たことを南江堂(http://www.nankodo.co.jp/)のニュースレターで知り、Amazon 書店から^^;)購入した
http://www.springer.com/sgw/cda/frontpage/0,11855,5-40109-22-51916357-0,00.html
多数の著者から成る共著であるが、各章のフォーマットが厳密に統一されているようで使いやすい
「根拠に基づく画像診断」は今後主流となるはずの方向なので、できたら翻訳紹介に努めたいと考えている
ところで従来の画像診断は各分野の著名人の言うことを鵜呑みにしてきた Eminence-Based Imaging だったのだそうな
まずはこれを上手に語呂合わせできないものか思案中
「隠居に基づく画像診断」とか^^;)
http://www.springer.com/sgw/cda/frontpage/0,11855,5-40109-22-51916357-0,00.html
多数の著者から成る共著であるが、各章のフォーマットが厳密に統一されているようで使いやすい
「根拠に基づく画像診断」は今後主流となるはずの方向なので、できたら翻訳紹介に努めたいと考えている
ところで従来の画像診断は各分野の著名人の言うことを鵜呑みにしてきた Eminence-Based Imaging だったのだそうな
まずはこれを上手に語呂合わせできないものか思案中
「隠居に基づく画像診断」とか^^;)
Works in Progress: CD-ROM の原稿執筆(7) ― 2006年02月03日 15:23
72才女性。ふらつきを主訴に来院。
頭部単純CTにて中脳前部に脳実質よりもやや高い吸収値を示す分葉状の腫瘤が認められました。
この画像だけでは脳実質内のものか実質外のものか区別が困難ですが、造影CTおよびMRIにて動脈瘤であることがわかり、コイルによる塞栓術が施行されました。
くわしくは
http://www.asahi-net.or.jp/~pw7t-fjwr/temp/VirtualCRC/WhatsThis/case062/unknown062-1.htm
をご覧ください。
ACR Index: 1753.73 aneurysm of the basilar artery
頭部単純CTにて中脳前部に脳実質よりもやや高い吸収値を示す分葉状の腫瘤が認められました。
この画像だけでは脳実質内のものか実質外のものか区別が困難ですが、造影CTおよびMRIにて動脈瘤であることがわかり、コイルによる塞栓術が施行されました。
くわしくは
http://www.asahi-net.or.jp/~pw7t-fjwr/temp/VirtualCRC/WhatsThis/case062/unknown062-1.htm
をご覧ください。
ACR Index: 1753.73 aneurysm of the basilar artery
Works in Progress: 解剖学テキストの翻訳 ― 2006年02月04日 05:28
アントロポゾフィー医学的解剖学テキストの翻訳を進めることにした
Evidence-Based Imaging の翻訳に取りかかりたいのだが、そのためにはまずこちらを片付けてしまわねばならないのだ
目標はゴールデンウィークまでの約3ヶ月、短期決戦である
幸いにも以前に紹介した Louis Bolk Institute(http://www.louisbolk.nl/)からダウンロードできるファイルが件のテキストの全文(!)であることが判明
これとオンライン辞書があればもうこっちのものである
総論的な部分は後回しにして、第3章から始めてしまうことにする
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第3章 骨格に見られる形態学的な特徴
3.1 序論
多くの博物館には現存する、あるいは絶滅した動物の骨格が展示されている。教育を受けていようがいまいが、来館者は骨格を見るだけで「生物全体の形」(原文イタリック:以下同じ)をつかむことができるのである。骨格に秘められた表現力すなわち真の形状に対する関係性は大変強いものなので、古生物学においてさえ骨格は「生物全体の形態を代表する物」ととらえられている。古生物学では、発見された骨格ーあるいはその一部ーを用いて生物を再構築していく。こうした再構築は大いに信頼されているが、それは部分的な骨格が生物全体の巨視的な形態と関係を持っているからである。
ゆえに、骨格はすべての器官系の中でもユニークな位置を占めているのである。つまり、「骨格は生物全体の特異的な『形態』(原文ボールド:以下同じ)を最も特徴的に表現している」のである。
骨格は人間という生物の形態学を科学的に研究する上で最も頼りになる基礎を形作っている。このためにこそこのモジュールでは人間の骨格をまず研究するのである。
Evidence-Based Imaging の翻訳に取りかかりたいのだが、そのためにはまずこちらを片付けてしまわねばならないのだ
目標はゴールデンウィークまでの約3ヶ月、短期決戦である
幸いにも以前に紹介した Louis Bolk Institute(http://www.louisbolk.nl/)からダウンロードできるファイルが件のテキストの全文(!)であることが判明
これとオンライン辞書があればもうこっちのものである
総論的な部分は後回しにして、第3章から始めてしまうことにする
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第3章 骨格に見られる形態学的な特徴
3.1 序論
多くの博物館には現存する、あるいは絶滅した動物の骨格が展示されている。教育を受けていようがいまいが、来館者は骨格を見るだけで「生物全体の形」(原文イタリック:以下同じ)をつかむことができるのである。骨格に秘められた表現力すなわち真の形状に対する関係性は大変強いものなので、古生物学においてさえ骨格は「生物全体の形態を代表する物」ととらえられている。古生物学では、発見された骨格ーあるいはその一部ーを用いて生物を再構築していく。こうした再構築は大いに信頼されているが、それは部分的な骨格が生物全体の巨視的な形態と関係を持っているからである。
ゆえに、骨格はすべての器官系の中でもユニークな位置を占めているのである。つまり、「骨格は生物全体の特異的な『形態』(原文ボールド:以下同じ)を最も特徴的に表現している」のである。
骨格は人間という生物の形態学を科学的に研究する上で最も頼りになる基礎を形作っている。このためにこそこのモジュールでは人間の骨格をまず研究するのである。
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