Works in Progress: アントロポゾフィー解剖学(4)2006年02月07日 11:58

図3.4
3.1.3. 脳頭蓋の骨化過程

脳頭蓋の骨における骨化のありさまは人体の中でもユニークである。あらゆる頭蓋の骨は真ん中に骨化中心を有している。これらの骨化中心から原始的な骨梁が周辺に向かって遠心的に発達するのである。骨化は骨原基の扁平な部分において「放射状かつ遠心的に」生じるのである(図3.4)。この骨化では中心と放射線を有する円が原型として認められる。

Works in Progress: アントロポゾフィー解剖学(5)2006年02月07日 12:29

図3.5
3.1.4. 頭蓋骨の結合:骨癒着と縫合

骨格のさまざまな部位における結合方式は体内の部位によって大いに異なる。骨格の最も密接な結合は頭蓋、特に脳頭蓋において見いだされる。成人において前頭骨はひとつの部分から成っているが、もともとはふたつの前頭骨があったのである。前頭骨どうしの間にあったもともとの縫合(図3.5)は完全に消失している。このゆえにこうした骨結合は「骨癒着」と呼ばれる。頭頂骨どうしを結合しているのは冠状「縫合」である。縫合という解剖学的構造のため頭蓋の骨は互いにほとんど動かなくなっている。ここに現れている形態学的関連の特徴は「集約と不動性」に向かう傾向であるといえよう。

頭蓋の骨どうしの自由な動きを可能にする関節は脳頭蓋には存在しない。なるほど頭部にも顎関節や耳小骨連鎖といった関節や結合部位は存在しているが、これらは鰓弓由来であって、厳密な意味では頭蓋の発達の一部と見なすことはできない。

図3.5. 新生児と成人の頭蓋(Woerdemanによる)

Works in Progress: CD-ROM の原稿執筆(8)2006年02月07日 16:54

Pulmonary Langerhans cell histiocytosis: 胸部単純CT
症例064:36才男性。咳が2ヶ月続いている。

CTにて両側上肺野に優位な多発性結節とさまざまな壁厚の嚢胞が認められ、肺ランゲルハンス細胞組織球症が疑われ、肺生検にて診断が確定しました。

くわしくは
http://www.asahi-net.or.jp/~pw7t-fjwr/temp/VirtualCRC/WhatsThis/case064/unknown064-1.htm
をどうぞ

ACR code: 60.66
参考文献:http://radiographics.rsnajnls.org/cgi/content/full/24/3/821