アントロポゾフィー胎生学(37)2011年03月04日 11:33

4.1.4 二層状胚盤

第2週における胚結節の分化により、原始胚体の次の発育段階である二層状の胎盤が形成されます。
羊膜と原始卵黄嚢は丸い形をしているため、これらとの接触面である二層状胎盤は円形となります。
これは、胚盤が放射相称であることを意味します。
12日齢の胚盤胞を観察すると、この放射相称を全体の「体型」においても見いだすことができます。
胚盤の、また胚盤胞の全体として唯一の形態学的な分化は、新しい分極化が生じることです。
前者は分極化して胚盤葉上層と胚盤葉下層になります。
後者は、胚子極(胚盤がある部位)と胚子の反対側の極とに分極化します(図4.1B)。

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_ CHORALIS - 2011年03月04日 16:40

4.2.概要と結論

4.2.1 形態学

ここでは再び形態学的な現象を最初に要約し、特徴づけます。
成長、細胞分化および血液に依存した代謝の亢進は、生命活動の現象ととらえられます。