身近で間遠な死 ― 2005年10月03日 19:50
友人の父君が亡くなった
末期の肺癌と診断されてから4ヶ月くらいだったろうか
CTやMRIのフィルムを拝見し、何度か診察もさせていただいたのだが、訃報を聞いてもまだぴんと来ない
先頃亡くなった義父の場合もそうだったが、なんだか普段会うことのない生者と死んでしまって二度と会えない死者との境界が自分の中ではなはだ曖昧なことに気づく
亡くなったことはもちろん理解しているのだが、亡くなった人々もおそらく今後死ぬまで再会することもなさそうな人々も、私にとっては等しく無縁の人なのである
仮にうんと身近な人が急死したとしても、さほど喪失感を味わうことがないのではないか…そんな気さえしてちょっと恐ろしくなる
こんなふうに感じるようになったのは、たぶん自らの死を恐れることがなくなってしまったからだと思うのだが
末期の肺癌と診断されてから4ヶ月くらいだったろうか
CTやMRIのフィルムを拝見し、何度か診察もさせていただいたのだが、訃報を聞いてもまだぴんと来ない
先頃亡くなった義父の場合もそうだったが、なんだか普段会うことのない生者と死んでしまって二度と会えない死者との境界が自分の中ではなはだ曖昧なことに気づく
亡くなったことはもちろん理解しているのだが、亡くなった人々もおそらく今後死ぬまで再会することもなさそうな人々も、私にとっては等しく無縁の人なのである
仮にうんと身近な人が急死したとしても、さほど喪失感を味わうことがないのではないか…そんな気さえしてちょっと恐ろしくなる
こんなふうに感じるようになったのは、たぶん自らの死を恐れることがなくなってしまったからだと思うのだが
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