ジョニーは戦場へ行った(2)2005年12月13日 16:08

きっと原作があるだろうとまずは Amazon.com の和書で「ジョニーは戦場へ行った」を検索

角川文庫から本が出ていて、ドルトン・トランボ著とある
こんどは Google でネットを検索すると goo の映画データベースに行き当たり、ダルトン・トランボが1939年に発表した小説をトランボ自ら脚本・監督した映画とある(http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD4512/comment.html)

自ら脚本・監督とあるのに興味を抱いて Dalton Trumbo (これで綴りがわかったぞ、こうなればもうこっちのもの)についてさらにデータベースを引くと、
・栄光への脱出(1960)
・パピヨン(1973)
・ダラスの熱い日(1973) など、けっこう話題作に参加していることがわかる

原題はやはり "Johnny Got His Gun" であった
ついでに読んだあらすじによればラストはかなり悲惨なので、先に挙げた疑問点の3番目はすなおに「ジョニーは武器を取った」と解するべきなのだろう

Trumbo の評伝(http://www.kirjasto.sci.fi/trumbo.htm)を読むと「ジョニーは戦場へ行った」はカンヌでいくつか賞を取ったものの米国ではヒットせず、最も成功を収めたのは日本でだった、とある(最初に出版されたのは日本による真珠湾攻撃の前だった、とわざわざ断ってある)

私が「ジョニーは戦場へ行った」という映画のタイトルを初めて目にしたのは萩尾望都さんの初期の作品のバックにあった書き込みである

また彼の遺作となったTV用脚本 "Ishi, The Last of His Tribe" は息子の手により完成された、とあるが、これは手塚治虫がブラックジャックで取り上げた題材ではなかったろうか

さて、あとは原著を手に入れて読むかどうかだが…

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_ CHORALIS - 2005年12月17日 21:29

先に「ジョニーは戦場へ行った」というタイトルを初めて目にしたのは萩尾望都さんの作品だったと書いたが、私の記憶違いで、実際に書かれていた作品はアンドレイ・タルコフスキー

_ CHORALIS - 2005年12月19日 21:23

「原人イシの物語」についてもまた間違えていた
手塚治虫は合っていたが、出典はブラックジャックではなく、タイガーブックスであったらしい

「手塚治虫」+「原人イシの物語」