Works in Progress: 星間戦争(49) ― 2006年08月03日 14:32
そっとこの場に呼び込めたら、おそらく殺して食ってやれるだろうと私は思った。それに火星人たちの気を引かないためにも殺してしまうに越したことはない。
「よしよし、いい子だ」と言いながら私はゆっくりと這い進んだ。だが犬は突然頭を引っ込めてどこかに行ってしまった。私は聞き耳を立てた。むろん、耳が聞こえなくなっていたわけではなかったのだ。しかし、確かにくぼ地はひっそりとしていた。鳥が羽ばたくような音がして、カラスのかすれた鳴き声が聞こえてきたが、それきりだった。
「よしよし、いい子だ」と言いながら私はゆっくりと這い進んだ。だが犬は突然頭を引っ込めてどこかに行ってしまった。私は聞き耳を立てた。むろん、耳が聞こえなくなっていたわけではなかったのだ。しかし、確かにくぼ地はひっそりとしていた。鳥が羽ばたくような音がして、カラスのかすれた鳴き声が聞こえてきたが、それきりだった。
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